俳優賀来賢人持ち込み企画のネットフリックス限定ドラマ「忍びの家」
もう見た方も多いとは思いますが、私もすでに視聴済みで面白くて一気見してしまいました。
ドラマの内容もとても素晴らしいですが、ドラマ内で使用されてる挿入歌やエンディング曲がすべて洋楽な上に、素早く迫力のある戦闘シーンでゆったりとした曲調の歌を選曲したりと意外すぎでした。
ゆったりとした曲にすることで戦闘シーンがより一層際立っています。
最近の流行りの歌ではなく、昔の歌を選曲するところも新しく斬新で、それがめちゃくちゃあってて印象的でした。
どの曲ももう一度聞きたいと思わせるいい選曲でしたが、クレジットには曲名が載っていないため何の曲だろうと思った方も多いと思うので、全話挿入歌やエンディング曲について調べてみました。
これを見れば、忍びの家で使われた歌がすべてわかります!
忍びの家の全話の挿入歌やエンディング曲
1話:The Offer -指令-
オープニングは戦闘シーンからでした。
その時に流れていたのがTomo Nakayama and Yuuki Matthewsの「Our House」です。
Tomo Nakayamaさんはシアトル在住のシンガーソングライター、Yuuki Matthewsさんはアメリカでザ・シンズ(The Shins)というインディーズバンドのベーシストです。
原曲はCrosby, Stills, Nash & Young(クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング)というグループの歌で1970年にリリースされた曲になり、それをお二人がカバーしたのが今回のOurHouseです。
この歌はタイトルのOurHouse(僕たちの家)という通り、家で愛する人と過ごすありふれた日常を歌詞にした歌のため、普通なら戦闘シーンで流そうとは考えもつかないと思うのですが、あえてそこにこの曲を流すことによって家族の絆、信頼など温かいものを感じることができました。
そして長兄が刺され亡くなるという悲しいシーンも入ってるため儚さもありましたね。
また冒頭でもお伝えしましたが、ゆったりとした曲調にテンポのいい攻撃シーンを合わせることによりそのシーンが強調されるため、かなり見入ってしまい一気にこのドラマに引き込まれてしまいました。
攻撃シーンの音がないのも曲とマッチしてる理由の1つだと思います!
これは名シーンといっても過言ではないでしょう。
そしてエンディング曲は、The Zombies(ゾンビーズ)の「Nothing’s Changed」での1965年にリリースされた曲となります。
Nothing’s Changedとは変わらないという意味になります。
歌の歌詞は恋愛を話でしたが、ドラマと仲では晴は変わらず今も人が殺せないという意味でこの歌を選曲したのでしょうね。
またこのシリアスなシーンでこのアップテンポな歌を選曲してくるあたり。センスがいいですね・・・
2話:The Trail -痕跡-
この回のラストシーンで使われたのは、Carla Thomas(カーラ・トーマス)の「Gee Whiz」で1961年にリリースされたデビューアルバムに収録されている曲になります。
Gee Whizの意味は、いい意味でも悪い意味でもあっと言わせるという意味があります。
陽子さんや凪の戦闘シーンも見入ってしまうほどでしたが、天元会の教祖辻岡の登場シーンでもありました。
1話の最後にちらっと振り返ったシーンが出てきましたがここで再登場!見た目にも迫力あってアッと言わされてしまいましたね。
圧倒的な歌唱力の挿入歌で辻岡のインパクトがさらに増した気がします。
3話:The Flower -幻花-
エピソード3のラストシーンで流れるのは「Blue Skies」という曲で、ウエスタンスウィングやカントリーミュージックでは誰もが知っている定番曲です。
1926年にアーヴィング・バーリンによって書かれた曲でいろいろなアーティストによって歌われていて忍びの家ではBing Crosbyによって歌われた曲を選曲しています。
この歌は、「Blue Skies」というミュージカル映画でも歌われています。
このミュージカルは恋愛ものとなり、かつて愛し合って結婚した2人がすれ違いがあり別れたが時間が経って再会しまた恋に落ちるという映画です。
エピソード3もかつて運命的に出会った辻岡と晴が再会するシーンで使われていましたね。
4話:The Resurrection-復活-
エピソード4ではいろいろなシーンが入れ代わり立ち代わりで、それぞれ動きがありましたよね。
その中で凪がカフェで尾行を巻くシーンで使われていたのはPush Pop Jr.の「Countdown」です。
子供向け番組の曲を使用するなんて、遊び心ありすぎます!
こちらはスリルあるシーンとなるため、アップテンポな曲でマッチしてましたね!
シーン後半で壮一さんの登場シーンで使用された曲が、The Zombies(ゾンビーズ)の「Gotta Get a Hold of Myself」です。
Gotta Get a Hold of Myselfはしっかりして、気を確かに、という意味です。
壮一が忍びを捨てて生きていこうと決めてもやはり根っからの忍びのため、お酒も飲めず忍びを捨てることができませんでしたね。
そして陽子のピンチに駆けつけた時にこの曲が流れましたが、その時に壮一が放ったひとこと。
「狩りの時間だ」
やっとやっと戻ってきてくれましたね~!
エンディング曲は同じみThe Zombiesの曲で「This Will Be Our Year」です。
こちらは新しいスタートという意味の歌です。
歌詞は恋人への感謝を歌っていて、プロポーズをして2人のこれからの新しいスタートをしようという歌ですが、
忍びの家ではついに壮一さんも忍びとして戻ってきたことにより俵家の忍びとしての新しいスタートという意味で選曲したと思います!
ぴったりな歌だと思います!!
5話:The Confession -告白-
エンディング曲はエピソード1と同じ「Our House 」ですがこちらは、原曲のCrosby, Stills, Nash & Youngのものになります!
またエピソード1で流れた曲とは印象が違いますね。
1970年リリースなのは前述しましたが、昔風のカントリー調となっていて懐かしさを強く感じますよね。
古風な昔ながらの家で3世代が家族と平和なひと時を過ごしているシーンとなります。現代でもなかなか見られなくなった懐かしいシーンとなるためこの選局はぴったりです。
陸も忍びの中となりましたが、その時の「僕も本当の家族になりたい」というセリフはぐっときて泣けてしまいました・・・
みんなで陸の成長を見守る姿とまさかの死んだはずの岳と思われる影が・・・
なんだかこの平和なひと時がこれから何か起きる前触れに感じてさらに印象的なシーンとなりました。
6話:The Stranger -異人-
エンディングで流れたのはまたまたThe Zombies(ゾンビーズ)の「The Way I Feel Inside」という歌です。
The Way I Feel Insideは心の中で感じることという意味になりますね。
岳が澤部を殴って殺してしまうシーンで選曲したこの歌ですが、実際の歌詞は片思いの相手への気持ちをまだ心の中に隠しておくというような歌詞になります。
岳の心はすでに風魔一家へと移ってしまっているが、その心を家族の前では心の中に隠している状況でのこの歌はピッタリな気がしますね。
7話:The Trade -取引-
こちらは特に使われてる挿入歌はありませんでした。
8話:Eclipse -日蝕-
エンディングで流れている歌はOne Directionの「Over Again」という歌です。
こちらは2012年にリリースした比較的新しい曲になりますが、Over Againはもう一度という意味です。
もうそれだけで晴の気持ちを表していて切なくて泣けてしまいますね(涙)
可憐に忍びのことを知られてしまい匿ったことを知られてしまい、規則として殺されてしまうところをと2度と会わないという約束で見逃してもらった晴と可憐。
すでに惹かれあってしまったのにこれは残酷です・・・
もう一度会って抱きしめたい、もう一度・・・
この歌の歌詞も別れた恋人ともう一度やり直したいというような歌詞なのでぴったりすぎて切なすぎます!!!
忍びの家の全話の挿入歌エンディング曲のまとめ
クレジットにも使用されてる曲名がなかったのでなかなか何の歌かわからない人も多かったかもしれませんが、これでそれぞれの回に流れている曲が何という曲かわかりましたね。
日本独特の忍者ドラマに洋楽を合わせるという斬新な選曲でしたが、どれもピッタリな曲でそのシーンに不思議とマッチしていてメッセージがより一層伝わるような選曲となっていたように思います。
それぞれの選曲のタイトルとそのシーンで伝えたいメッセージがぴったりだったことから、もしかしたら曲調ではなくタイトルや歌詞の意味から選曲したのかもしれませんね。
今から続編が楽しみです!
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